ボヘミアン・ラプソディを鑑賞

*客観的な意見ではなく、自分好みだけの目線でみてる主観的なレビューです。

最初から才能がある主役のため、テンポよく順風満帆に音楽の仕事が舞い込んでくるストーリー展開でした。
そのため、苦悩やハラハラするようなシーンがないのでとても見やすく、すぐ話に入ることができました。

髪を切ったあたり(起承転結でいう、転)から展開が大きく変わりました。アルコールに溺れたりと、孤独に耐えられなくなった主役の心が少しずつボロボロになっていきます。私は、このあたりが少し退屈だと感じました。この当時と現代ではバイセクシャルの認識の仕方も少し違うので、主役の孤独の根っこの部分にあるバイセクシャルである苦悩に感情移入しながら見ることができませんでした。

バンドの売り上げや人気が落ちた、というシーンも全く描かれていなかったので、転の部分では、主役が孤独に落ちる=バイセクシャルの苦悩が根底、がメインの話だったので、私は、退屈だったのかもしれません。

もっと、バンドメンバーとの絡みを求めてしまいました。そのため、バンド内でよく出てきた『俺たちは家族』という言葉が、そこまで響きませんでした。
転の部分でもっとバンドメンバーを焦点に当てていたら最後再集結した時に自分の中でもっと盛り上がれたと思います。ただ、これはあくまでも実話に基づいてるお話なので、本当に転の部分ではバンドメンバーとの絡みが少なかったのかもしれません(笑)

私の中では上記の評価になりましたが、QUEENと曲の素晴らしさ、フレディの人生にとても見応えがあり、見てよかったーと思える映画でした。